日本と再生 光と風のギガワット作戦

制作・監督:河合弘之 / 制作年:2017年 / 約100分 / 日本
日本と再生 光と風のギガワット作戦

上映スケジュール

3月12日(日)14:50〜 上映後、トーク【鎌仲ひとみ(映画監督)×藤川まゆみ(NPO法人上田市民エネルギー代表)あり

太陽がいっぱい。風がいっぱい。世界はもう、自然エネルギーで動いている!

20年にわたって原発の危険を訴え、全国で原発差し止め訴訟を繰り広げてきた弁護士・河合弘之は、 福島第一原発事故以降は、より一層、その活動に力を注いだ。 国民に原発問題を理解してもらうために、自ら映画監督となり、 原発問題映画「日本と原発」「日本と原発 4年後」まで制作した。

「複雑な原発問題の全体像を」
分かりやすく描いた原発問題映画は手応えがあった。 原発差し止め訴訟でも裁判所で上映をして、いくつか勝訴も勝ち取った。 原発問題の理解が進んだのは良いが、映画上映会に合わせて講演会を日本各地で行うと、 河合はそのたびに冒頭の問いに直面した。

河合は、再び思い立った。
「原発を無くしたあと、自然エネルギーで十分にやっていけることが分かる映画を作ろう!」
河合は、20年来自然エネルギーならこの人と信頼してきた飯田哲也を仲間に招き、 河合と飯田の二人の旅が始まった。

二人は、北から南、西から東へと、日本と世界を駆け巡った。 自然エネルギーの歴史を切り拓いたパイオニアを訪ね歩き、 自然エネルギーの最前線で挑戦する人々を訪ね歩き、 本作「日本と再生 光と風のギガワット作戦」を創りあげた。

幸い、「歴史は周縁から地域から変わる」という教訓のとおり、日本各地でさまざまな挑戦や希望の芽も始まりつつある。 エネルギー転換の歴史を「逆走」している日本だが、今ならまだ間に合う。自然エネルギーへの変化は避けられないだけでなく、豊かな日本の未来を約束してくれるのだから。

公式サイト:http://www.nihontogenpatsu.com/

ゲスト

鎌仲ひとみ(かまなか・ひとみ)

鎌仲ひとみ(かまなか・ひとみ)

映像作家。早稲田大学卒業と同時にドキュメンタリー映画制作の現場へ。カナダ、NYでの活動を経て95年に帰国。以来、フリーの映像作家としてテレビ、映画の監督をつとめる。
「ヒバクシャ─世界の終わりに」「六ヶ所村ラプソディー」「ミツバチの羽音と地球の回転」(核を巡る3部作)。
震災直後に「内部被ばくを生き抜く」を完成。主に市民の手による自主上映で上映され、この4本は国内外3000ヶ所で上映。
現在、新作「小さき声のカノン-選択する人々」を全国で上映中
多摩美術大学非常勤講師。主な著作『原発のその先へ-ミツバチ革命が始まる』『今こそ、エネルギーシフト』(共著)など。

ウェブサイト:http://kamanaka.com/

藤川まゆみ(ふじかわ・まゆみ)

藤川まゆみ(ふじかわ・まゆみ)

NPO法人上田市民エネルギー代表。長野県北東部の上田市で太陽光発電事業に取り組む。
ソーラーパネルを所有するオーナーとパネルを設置する屋根のオーナーをつなぎ、「相乗りくん」というシステムでご当地の自然エネルギー供給と売電収入シェアをおこない、全国に拡がりをもった地域活動をおこなっている。

「太陽光パネル相乗りくんコンソーシアム」ウェブサイト:http://eneshift.org/

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