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さようなら

監督:深田晃司 / 制作年:2015年 / 112分 / 日本
さようなら

上映スケジュール

3月11日(金)17:00〜 ※上映後、トークあり

死にゆく人間と死を知らぬアンドロイド。
寄り添う二人が見つめる、生きることと死ぬこと。

劇団・青年団を主宰し、日本を代表する劇作家・平田オリザとロボット研究の世界的な第一人者である石黒浩( 大阪大学教授・ATR石黒浩特別研究所客員所長 )が、共同で進める、人間とアンドロイドが舞台上で共演する画期的な演劇プロジェクト。その完成度の高さに国内外に衝撃を与えた記念碑的作品「さようなら」を『歓待』(10)で、東京国際映画祭日本映画「ある視点」部門作品賞、プチョン国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞、『ほとりの朔子』(13)でナント三大陸映画祭グランプリ&ヤング審査員賞をダブル受賞。タリン・ブラックナイト映画祭で最優秀監督賞を受賞し海外から注目を集める気鋭の映画作家・深田晃司監督が映画化に挑戦した。
 映画の中心となるアンドロイド・レオナ役を演じるのは、石黒氏が中心となり大阪大学で開発された本物のアンドロイド、“ジェミノイドF”。バラエティー番組「マツコとマツコ」にも石黒浩が手掛けたマツコ・デラックスのアンドロイド“マツコロイド”が出演、そのリアルな存在は広く知られるようになった。主人公・ターニャには同舞台でも同じ役を演じているブライアリー・ロング、そして新井浩文、村上虹郎などが脇を固める。死を目前にしたターニャにアンドロイドであるレオナが谷川俊太郎、アルチュール・ランボオ、カール・ブッセ、若山牧水などの詩を淡々と読み続けるその静謐な時間は、人間にとって、アンドロイドにとって、“生”とは、そして“死”とは― 鋭く問いかける。

公式サイト:http://sayonara-movie.com/



予告動画



ゲスト

平田オリザ(ひらた・おりざ)

平田オリザ(ひらた・おりざ)

劇作家・演出家・青年団主宰。こまばアゴラ劇場芸術総監督・城崎国際アートセンター芸術監督。1962年東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。1995年『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞受賞。1998年『月の岬』で第5回読売演劇大賞優秀演出家賞、最優秀作品賞受賞。2002年『上野動物園再々々襲撃』(脚本・構成・演出)で第9回読売演劇大賞優秀作品賞受賞。2002年『芸術立国論』(集英社新書)で、AICT評論家賞受賞。2003年『その河をこえて、五月』(2002年日韓国民交流記念事業)で、第2回朝日舞台芸術賞グランプリ受賞。2006年モンブラン国際文化賞受賞。2011年フランス国文化省より芸術文化勲章シュヴァリエ受勲。
東京藝術大学COI研究推進機構 特任教授、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター客員教授、四国学院大学客員教授・学長特別補佐、京都文教大学客員教授、(公財)舞台芸術財団演劇人会議理事長、埼玉県富士見市民文化会館キラリ☆ふじみマネージャー、日本劇作家協会副会長、日本演劇学会理事、(財)地域創造理事、豊岡市文化政策担当参与。

深田晃司(ふかだ・こうじ)

深田晃司(ふかだ・こうじ)

1980年生まれ、東京都出身。映画美学校監督コース修了後、2005年、平田オリザ主宰の劇団青年団に演出部として入団。2006年発表の『ざくろ屋敷』にてパリ第3回KINOTYO映画祭ソレイユドール新人賞を受賞。2008年『東京人間喜劇』にてローマ国際映画祭選出。2010年『歓待』が東京国際映画祭日本映画「ある視点」部門作品賞、プチョン国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞。2013年には『ほとりの朔子』がナント三大陸映画祭グランプリ&若い審査員賞をダブル受賞。

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