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ミタケオヤシン

監督:江藤孝治 / 制作年:2014年 / 80分 / 日本
ミタケオヤシン

上映スケジュール

2月21日(土)13:00〜 ※上映後、トークあり

準備はいいか?

現代美術家・加藤翼が2013年に行ったアートプロジェクトの記録。寝かせた状態の巨大な建造物を作り、ロープでそれを引き起こす「引き興し」という参加型アートプロジェクトを通じて、アメリカ先住民族の歴史をたどる。加藤は福島沿岸部でも、壊れた灯台を作り地域住民と引き起こす同プロジェクトを実施している。

公式サイト:http://mitaoya.com/

予告動画



ゲスト

加藤 翼(かとう・つばさ)

加藤 翼

1984年生まれ。東京藝術大学大学院で修士号を取得後、森美術館の「六本木クロッシング2010」展(同展覧会で隈研吾賞を受賞)で現代アーティストとしてデビューする。国内、国外各地で展開している活動「引き興し / Pull and Raise」は、「構築物をロープで引っぱる」というシンプルな行為から、その構築物の重さゆえ、数百人の参加者を伴う大規模なプロジェクトへと発展する。2011年には震災後の福島で、被災者を含む500人が瓦礫でつくられた灯台を「引き興し」し、2013年にはアメリカのネイティブアメリカン居留地で、ネイティブアメリカンたちと共にアメリカ政府のかつての民族浄化政策であるボーディングスクール(寄宿制学校)を「引き倒し」した。
主な展覧会に「Now Japan」(Kunsthal KAdE美術館、オランダ)、「3・11とアーティスト」(水戸芸術館、茨城)、「Project Daejeon 2012:Energy」(テジョン美術館、韓国)。
2015年から文化庁の新進芸術家海外研修員として、2年間アメリカでの滞在制作・発表を行う予定。

楠見 清(くすみ・きよし)

楠見 清(くすみ・きよし)
画=江口寿史

美術編集者/評論家。美術・デザイン関連の出版物の編集を通じてアート・シーンと音楽、映像、マンガ、ストリート・カルチャーなど諸領域の文化的接続をテーマとする。著書『ロックの美術館』、共著『現代アート事典』、評論寄稿にChim↑Pom作品集『SUPER RAT』、『なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか』、『八谷和彦OpenSky2.0』ほか。展覧会企画に北米と日本のメディア文化とアートをテーマとした「KRAZY! The Delirious World of Anime + Comics + Video Games + Art」共同キュレーター(バンクーバー美術館)ほか。『美術手帖』編集長、京都造形芸術大学客員教授を経て、現在首都大学東京准教授。

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