ヒバクシャ 世界の終わりに
監督:鎌仲ひとみ / 制作年:2003年 / 116分上映スケジュール
3月13日(木)13:00~ | |
3月23日(日)11:00~ |
国境のない核汚染
確実に世界を覆い尽くそうとしている国境のない核汚染。使われる側にも使う側にも等しく被害をもたらす各。ふつうに生活している人々が知らぬ間に被爆し、ゆるやかに殺されていくという現実。この作品は見ることも、感じる事もできない核汚染の環境のもとで生きる、イラク、アメリカ、そして日本の人々の日常の姿を記録し、彼ら、ヒバクシャの声を伝えるためにつくられた。1991年、世界で初めて劣化ウラン弾という兵器が使われてから私たちは新たな核時代に生きることとなった。それは普遍的な放射能汚染の現実を生きるということ。イラクで死に続けているがんや白血病の子供たちの出会いから私の「ヒバクシャ」を追う旅が始まった。生活することがそのまま被爆につながるこの現実はすでに私たち全員に及んでいる。核時代を生きる私たちは核のなんたるかを知らないままにヒバクシャとなりつつある、その内実を書いた。
公式サイト:http://www.g-gendai.co.jp/hibakusha/
監督プロフィール
鎌仲ひとみ(かまなか・ひとみ)映像作家 早稲田大学卒業と同時にドキュメンタリー映画制作の現場へ。90年最初の作品「スエチャおじさん」を監督、同年文化庁の助成を受けてカナダ国立映画制作所へ。 93年からNYのペーパータイガーに参加して メディア・アクティビスト活動。 95年帰国以来、フリーの映像作家としてテレビ、映画の監督をつとめる。 主にNHKで「エンデの遺言―根源からお金を問う」など番組を多数監督。 2003年ドキュメンタリー映画「ヒバクシャー世界の終わりに」を監督。 国内外で受賞、全国400ヶ所で上映。 2006年「六ヶ所村ラプソディー」は国内外800ヶ所で上映。 2010年「ミツバチの羽音と地球の回転」も全国600ヶ所での上映に加え、フランス・ドイツ・オーストラリア・インド・アメリカ・台湾など海外でも上映が進んでいる。 2011年度全国映連賞・監督賞受賞。 2012年DVD「内部被ばくを生き抜く」発売と同時に公開開始。国内外 850ヶ所で上映。 2014年現在、今秋公開予定の新作「小さき声のカノン-選択する人々」 撮影・編集中。 多摩美術大学非常勤講師。京都造形芸術大学客員教授。 著作に「原発のその先へ-ミツバチ革命が始まる」、「六ヶ所村ラプソ ディー ドキュメンタリー現在進行形」、共著に「鎌仲監督VS福島大学 一年生」、「今こそ、エネルギーシフト」、「内部被曝の脅威」など。 鎌仲ひとみ公式サイト http://kamanaka.com/ |