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水と風と生きものと 中村桂子・生命誌を紡ぐ

監督:藤原道夫 / 制作年:2015年 / 119分 / 日本
水と風と生きものと 中村桂子・生命誌を紡ぐ

上映スケジュール

3月13日(日)10:00〜 ※上映後、トークあり

[ドキュメンタリー]

自然の中にある「いのちの音」に耳を傾けよう。

DNAの不思議に魅せられ科学者になった中村桂子。「生命誌」を提唱する彼女の日常は、小さな生きものを見つめ、自然の中での新しい文明を考える哲学者でもある。東日本大震災を経た今「人間は生きものであり自然の一部」と語るメッセージは、科学や芸術の枠を超え共感の輪を大きく広げている。3.11の後、宮沢賢治を読みなおした中村は「生命誌版 セロ弾きのゴーシュ」の舞台化に挑戦する。リハーサルから公演本番、そして賢治の故郷である盛岡・花巻への旅を通じて、自然との関わりの中に「いのちの音」を見出す科学者の眼差しと賢治の生命観が重なる。

出演:中村桂子(生命誌研究館館長)、伊東豊雄(建築家)、赤坂憲雄(民俗学者)、新宮晋(造形作家)、関野吉晴(探検家・医師)、未盛千枝子(絵本編集者)

公式サイト:http://tsumugu.brh.co.jp/

予告動画



ゲスト

中村桂子(なかむら・けいこ)

中村桂子(なかむら・けいこ)

JT生命誌研究館館長
東京大学理学部化学科卒業、東京大学大学院生物化学専攻博士課程修了(理学博士)。国立予防衛生研究所、三菱化成生命科学研究所人間自然研究部長、早稲田大学人間科学部教授、JT生命誌研究館副館長を経て現職。生命誌の提唱者。主著に『自己創出する生命』『生命科学から生命誌へ』『科学者が人間であること』ほか多数。

関野吉晴(せきの・よしはる)

関野吉晴(せきの・よしはる)

探検家・医師・武蔵野美術大学教授
一橋大学在学中に探検部を創設、アマゾン全域踏査隊長としてアマゾン川全域を下る。その後、現地での医療の必要性を感じ、横浜市立大学医学部へ入学、医師となり、南米への旅を重ねる。1993年から2002年にかけて、アフリカで誕生した人類がユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸に拡散した道を、南米最南端から逆ルートでたどる「グレートジャーニー」に挑んだ。2004年からは「新グレートジャーニー 日本列島にやって来た人々」をスタート。シベリアから稚内までの「北方ルート」、ヒマラヤからインドシナを経由して朝鮮半島から対馬までの「中央ルート」、インドネシア・スラウェシ島から石垣島までの「海のルート」を踏破。著書、写真集多数。1999年植村直己冒険賞受賞。

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