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わすれない ふくしま

監督:四ノ宮 浩 / 制作年:2013年 / 98分

上映スケジュール

3月16日(日)19:00~  
3月17日(月)16:00~  

飯舘村は日本一美しい村と呼ばれていた。

2011年3月11日東日本大地震、そして太平洋沿岸部500キロに渡る大津波により多くの人々が犠牲になった。福島県また、その翌日の3月12日からの福島第一原発の爆発により大量の放射能が放出された。この映画は2011年5月福島第一原発北西に40キロの福島県飯舘村から始まり、そこから避難したある家族と、いまだ警戒区域で300頭の牛を飼い続けている畜産家の日常を追った記録です。その背景には、原発事故後、牛を殺処分させられた酪農家が自殺した事件、フィリピン人妻を持つ家庭の現実など様々な問題が存在した。震災直後の2011年4月下旬から福島に入り撮影を始め、2012年12月末までカメラを回し続けた。作品完成後も監督は福島を忘れないために現地に居続けている。

公式サイト:http://wasurenai-fukushima.com

監督プロフィール

四ノ宮 浩(しのみや・ひろし)

1958年、宮城県仙台市生まれ。 大学在学中に寺山修司率いる「天井桟敷」に入団し、大学を中退。その後、様々な職業をへて1986年に監督デビュー。
1995年、フィリピン・マニラ郊外の巨大なゴミ捨て場 “スモーキーマウンテン” に暮らす人々を主人公としたドキュメンタリー映画『忘れられた子供たち スカベンジャー』を発表。製作に6年をかけて仕上げた本作は、第44回マンハイム国際映画祭ベストドキュメンタリー賞をはじめ数々の賞に輝き、国内外で高い評価を受ける。
2001年、第二のスモーキーマウンテンと呼ばれるパヤタスゴミ捨て場を舞台とした『神の子たち』を完成。第52回ベルリン国際映画祭、第26回モントリオール国際映画祭ほか多数の映画祭から正式招待を受け、NY・MoMA での New Directors/New Films 映画祭上映時にはニューヨーク・タイムズ紙から好評を得る。第5回シネマアンビエンテ環境映画祭(イタリア)コンペティション部門でグランプリを受賞。この映画は20カ国以上で上映されるなど世界中で大きな反響を呼んだ。
9.11同時多発テロ以降、「貧困と飢餓と戦争」の現実をさらに広い視野で見つめるために、NYグラウンドゼロ・アフガニスタン・イラクなど世界各地を訪れ、2007年には小冊子「放浪」を発表。同年、貧しい環境で生きる子供たちへの直接的支援を目的とした「アジアの貧しい子供たちへのサポートプロジェクト(後に、バスーラの家に改名)」を立ち上げ実際にゴミ捨て場の子供たち1000人以上の予防接種(ポリオ、小児麻痺など)の支援活動を行うなど、映画以外の活動も多岐にわたる。
前作『BASURA バスーラ』(2009年)は、第一作『忘れられた子供たち スカベンジャー』に登場した子供たちのその後を追い、依然として変わらないフィリピンの貧困と、そこで生きる人間たちの “命の輝き” を映し出した。2009年6月、東京都写真美術館ホールにてロードショー公開、以降は全国で順次上映された。
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