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ミツバチの羽音と地球の回転

監督:鎌仲ひとみ / 制作年:2010年 / 135分

上映スケジュール

3月23日(日)19:00~  
3月28日(金)13:30~  

未来のエネルギーをどうするのか?
祝島とスウェーデンでエネルギーの自立に取り組む人々の物語

瀬戸内海に浮かぶ祝島の真正面に、原発建設計画が持ち上がって28年。島民は一貫して建設に反対してきた。島では海藻や鯛をとり、無農薬のびわを栽培して千年も前から生活が続けられている。最も若い働き手、孝くんは妻子を抱えて自立を模索している。その行方を阻むように着々と進められる原発計画。島民は一体となって阻止行動に出る。 孝くんの眼差しの先にはスウェーデンの取り組みがある。足元にある資源で地域自立型のエネルギーを作り出すスウェーデンの人々が目指すのは持続可能な社会。それを支えるのは電力の自由市場。原発重視かつ電力独占体制の日本のエネルギー政策を変えるためにはどうしたらいいのか?そして、祝島の未来はどうなるのか?

山口県上関の上関原発計画に向き合う祝島の人々とスウェーデンで持続可能な社会を構築する人々の取り組みの両方を、一本の映画で描く本作は、いかにして自分たちのエネルギーの未来を切り開くのか、その現場からの問いかけである。未来を待たずに今、未来を作り出すその現場がここにある。自然と共振し、エネルギーを生み出すミツバチのような人々の羽音が聞こえてくる。

公式サイト:http://888earth.net/top.html

監督プロフィール

鎌仲ひとみ(かまなか・ひとみ)

映像作家 早稲田大学卒業と同時にドキュメンタリー映画制作の現場へ。
90年最初の作品「スエチャおじさん」を監督、同年文化庁の助成を受けてカナダ国立映画制作所へ。
93年からNYのペーパータイガーに参加して メディア・アクティビスト活動。
95年帰国以来、フリーの映像作家としてテレビ、映画の監督をつとめる。
主にNHKで「エンデの遺言―根源からお金を問う」など番組を多数監督。
2003年ドキュメンタリー映画「ヒバクシャー世界の終わりに」を監督。
国内外で受賞、全国400ヶ所で上映。
2006年「六ヶ所村ラプソディー」は国内外800ヶ所で上映。
2010年「ミツバチの羽音と地球の回転」も全国600ヶ所での上映に加え、フランス・ドイツ・オーストラリア・インド・アメリカ・台湾など海外でも上映が進んでいる。
2011年度全国映連賞・監督賞受賞。
2012年DVD「内部被ばくを生き抜く」発売と同時に公開開始。国内外
850ヶ所で上映。
2014年現在、今秋公開予定の新作「小さき声のカノン-選択する人々」
撮影・編集中。

多摩美術大学非常勤講師。京都造形芸術大学客員教授。

著作に「原発のその先へ-ミツバチ革命が始まる」、「六ヶ所村ラプソ
ディー ドキュメンタリー現在進行形」、共著に「鎌仲監督VS福島大学
一年生」、「今こそ、エネルギーシフト」、「内部被曝の脅威」など。

鎌仲ひとみ公式サイト
http://kamanaka.com/
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