逃げ遅れる人々―東日本大震災と障害者―

監督：飯田基晴 / 制作年：2012年 / 74分

上映スケジュール

3月13日(木)19:00～
3月19日(水)13:00～

マスメディアでは断片的にしか取り上げられない、
被災地の障害者のさまざまな現実に迫る。

障害があるということは災害時には普段以上のハンディとなる。東日本大震災の中、障害のある人々に何が起きたのか、福島県を中心に、被災した障害者とそこに関わる人々の証言をまとめた。 避難所に入った障害者を待ち受けていたものは…。仮設住宅では…。原発事故により市民の姿が消えた避難地区には、取り残された障害者が不安な日々を送っていた。住み慣れた土地を追われ、避難先で新たな生活を模索する時、涙とともに故郷への想いがあふれる。大震災に翻弄される障害者と、その実態調査・支援に奔走する人々の困難の日々。被災地の障害者を取り巻くさまざまな課題や問題点が浮かび上がる。

公式サイト：http://www.j-il.jp/movie/

監督プロフィール

飯田基晴（いいだ・もとはる） 1973年横浜生まれ。横浜在住。 96年より新宿でボランティアとして野宿の人々と関わる。98年よりビデオ、テレビ等で野宿者の状況を発表。2006年、仲間と「映像グループ ローポジション」を設立。ドキュメンタリーを中心にさまざまな映像制作を行う。大学をはじめ各種学校で、ホームレス問題の授業、捨てられた犬猫を題材としたいのちの授業、映像制作の講義なども行なっている。一般社団法人ホームレス問題の授業づくり全国ネット理事監督作品として、「あしがらさん」(02年）、「今日も焙煎日和」(07年)、「犬と猫と人間と」(09年)、「逃げ遅れる人々東日本大震災と障害者」(12年・東北関東大震災障害者救援本部)。プロデュース作品として、ＤＶＤ「『ホームレス』と出会う子どもたち」(09年・ホームレス問題の授業づくり全国ネット)、「犬と猫と人間と２動物たちの大震災」(2013年完成予定)。著書「犬と猫と人間と　いのちをめぐる旅」(2010年・太郎次郎社エディタス)。