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先祖になる

監督:池谷 薫 / 制作年:2012年 / 118分

上映スケジュール

3月30日(日) 14:30~ ※上映後トークイベントあり。

「その人は森で木を伐り、自分の家を建て直した」
岩手県陸前高田市在住、佐藤直志77歳の震災後を描いた愛と勇気のドキュメンタリー

男の名は佐藤直志。岩手県陸前高田市で農林業を営み、仲間から“親分”と慕われている。彼の家は1000年に1度の大津波で壊され、消防団員の長男は波にのまれた。生きがいを失った男に何ができるのか? 直志はひとつの決断をくだす。元の場所に家を建て直そうというのだ。自分はきこりだ。山に入って木を伐ればいい。友人から田んぼを借り、田植えもしよう。仮設住宅には何があってもいかない――。土地に根ざし、土地に生きる人々の行く末を想う彼の強さと優しさは、少しずつ周囲を動かし、生きることの本質を問いかけていく。忍び寄る病魔、耐えがたい腰の痛み、遅々として進まない市の復興計画……。数々の障壁を乗り越えて、77歳の彼は夢をかなえることができるのか――。
◆ベルリン国際映画祭エキュメニカル賞特別賞
◆香港国際映画祭グランプリ
◆文化庁映画賞文化記録映画大賞
◆日本カトリック映画賞

公式サイト:http://senzoninaru.com/

上映+トーク
2014年3月30日(日) 14:30~
上映後トーク


※満席につき予約を締め切りました

▶会場:特設ギャラリー
▶定員:40名
▶参加:共通1回券 または フリーパス券
▶予約:可
▶ゲスト:池谷 薫(監督)、中村政人(わわプロジェクトディレクター)

ご入場について

・上映のみ、トークのみのご入場は受付けておりません。
・席の空き状況により、上映5分前から当日入場も受付けます。
・ご予約の方は上映会場受付けにてご予約後にpeatixからご案内する「QRコード」をご提示ください。
 ただし、開始5分前までにお越しいただけない場合は予約キャンセルとみなし、
 当日の方をご案内させていただきます。

ゲスト

池谷 薫(いけや・かおる)

1958年、東京生まれ。同志社大学卒業後、数多くのテレビ・ドキュメンタリーを演出する。初の劇場公開作品となった『延安の娘』(02年)は文化大革命に翻弄された父娘の再会を描き、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭最優秀ドキュメンタリー映画賞ほか多数受賞。2作目の『蟻の兵隊』(06年)は中国残留日本兵の悲劇を描き、記録的なロングランヒットとなる。東日本大震災で息子を失った木こりの老人が家を再建するまでを追った最新作の『先祖になる』(12年)は、ベルリン国際映画祭エキュメニカル賞特別賞、香港国際映画祭グランプリ、文化庁映画賞の大賞を受賞。著書に『蟻の兵隊 日本兵2600人山西省残留の真相』(07年・新潮社)、『人間を撮る ドキュメンタリーがうまれる瞬間』(08年・平凡社)日本エッセイスト・クラブ賞受賞。

中村政人(なかむら・まさと)

わわプロジェクト・ディレクター。3331 Arts chiyoda統括ディレクター。東京藝術大学准教授。1963年秋田県生まれ。「美術と社会」「美術 と教育」との関わりをテーマにアー ト・プロジェクトを展開。第49回ヴェネツィア・ビエンナーレ(02年)日本代表。98年アーティストイニシアティブコマンドNを主宰。秋田県や富山県等でもプロジェクトを展開中。10年3月よりアーティスト主導、民設民営のアートセンター「3331 Arts Chiyoda」を立ち上げ、統括ディレクターを務めている。
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